■18. 胚盤胞への到達
凍結胚移植に決めた為、
受精卵(分割胚)4個は、胚盤胞まで育てる事になった。
通常、採卵日より5、6日で胚盤胞になり凍結するので、7日目に何個凍結できたか電話するように言われた。
7日目に意を決してクリニックに確認の電話をする。
「まだ結果が出ていないので、時間をおいてかけるか明日連絡いただけますか?」
という回答だった。
まだ一個も胚盤胞になっていないのだろうか…。
もうその日は連絡をやめて、翌日に再確認する事とした。
旦那にも覚悟しておいてもらおうと思い、胚盤胞になっていないのかもしれないと話した。
そして、もしそうなったら採卵からもう一回やってもいいか聞いてみた。
「貯金はまだある?」
と聞かれ、ウンと答える。
「じゃあ、いいんじゃない!」
といいつつ、貯金はあまりない。
そしてゼロまでやっていいよ、と言うことではないという事は理解していたが
その一言で、ちょっと心が軽くなった。
翌日、再度クリニックに電話を入れる。
電話を切ってすぐに、寝ていた旦那の元に駆け寄る。
「胚盤胞になってた〜!!4個凍結できたー!」
5日目に3個、6日目に1個の計4個が凍結できたとの報告だった。
胚盤胞のグレードについては何も言われなかったが、気にしてまうから聞かないようにしようと心の中で決めた。
採卵後、初めての生理が来てからARTクリニックに向かう。
先生から、「今日から約7週間子宮を休ませるからね」という話があった。
ピルをもらい、今日から21日間の服用が始まる。
そして、次の生理から移植に向けての準備が始まるそうだ。
ここで、胚盤胞の写真とグレードが書かれた紙を見せてくれた。
グレードは自分から聞かないと決めていたせいでしっかり見なかったのだが、
AA〜CCの評価基準で、BBが1個、BCが一個とCCが2個だったように思う。
一番いいAの評価は一つもなかった。
「BとAはそれほど妊娠率は変わらないけど、Cになると少し落ちるかなー」
と先生は言った。
ほんと、不妊治療ってすぐこういう要所要所で突き落としてくるんだよね〜〜
最近は、なんかもう突き落とされ慣れしてきた気がする。
それでも傷つくんだけど、「ハイハイ、またこういうヤツね」という感じ。
ともあれ、移植まで約7週間できる事はやり、万全な体制で臨もうと決意した。