精子がいないけど子供が欲しい

~非閉塞性無精子症と戦う夫婦の記録~

最後の報告

2019年7月某日

無事に出産する事ができました。


妊活、無精子症の診断、体外受精と、全部その立場にならないとわからない事ばかり。

一歩一歩が先が見えず、金銭的にも、精神的にも、体力的にも大変な日々でした。


無精子症と診断された方の情報となればと始めたブログでしたので、一先ずここで更新は終了したいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

陽性判定後について

陽性判定後について、記載したいと思います。

 

<クリニックからの卒業>

ARTクリニックは、9wまで内服薬と膣錠を続け、11wに卒業。

12wで、転院先の産院で第一回目の妊婦健診。

 

その後、第一回目の妊婦健診の結果が出てから里帰り先の産院に予約。

紹介状を持って直接分娩予約に行きました。

34w(出産予定日1ヶ月半前位)には里帰り先の産院に転院するようにとの指示。

 

 

<トラブル>

7wで2回少量の出血がありましたが、先生には順調だから大丈夫と言われて普通に仕事行ってました。

 

14wで再び少量の出血。

前置胎盤」という、子宮の入り口に胎盤が出来ていて出血しやすい状況と判明。

大半は、子宮が大きくなると胎盤の位置も上がるといわれ、こちらも普通に仕事に行ってました。

それ以降出血もなく、妊娠後期に入った現在は問題がないとのこと。

 

 

<つわり>

不妊治療中は、つわりの辛さも羨ましいくらいに妊娠に憧れていたけど

想像以上に辛い…

 

食べ物のこと考えるだけで吐きそうになるという日々にメンタル強い方ですが、病みそうになりました。

10wに入ってからほぼ毎日吐いてました。

2ヶ月以上続きましたが、現在は治まっています。

 

 

■23. ここまでの費用まとめ

明細は割と適当ですが、かかった金額は全額です。

参考までに。

 

※初診・再診・夜間・早朝料金等含む

【ARTクリニック】

  超音波検査 2,590
感染症スクリーニング検査 14,900
精液検査 6,500
  紹介状 4,800
  超音波・血液検査 24,600
  超音波検査・自己注射 44,780
  超音波検査・自己注射・クラミジア抗生物質 54,960
   夫 精子凍結料金 110,000
  超音波検査・自己注射・点鼻薬 53,380
採卵~4個受精卵凍結まで
採卵、媒精および受精卵培養 363,000
胚盤胞培養 77,000
顕微授精(14個以内) 110,000
受精卵凍結保存(1容器目) 77,000
受精卵凍結保存(追加3容器) 165,000
  超音波検査・ピル 9,650
  再診料 1,500
  超音波検査・プレマリン 17,720
  子宮鏡・超音波・薬 47,220
  注射 6,500
  移植費用(凍結胚) 110,000
  採血 7,100
  16,800
  小計 1,325,000

 

 

 【男性泌尿器科不妊クリニック)】

精液・血液・ホルモン・遺伝子検査 114,480
診察料のみ 5,400
術前検査 48,600
診察料のみ 5,400
手術 MD-TESE 324,000
病理検査 54,000
精子処理(保管料含む) 108,000
診察料のみ 5,400
サポーター 5,400
診察料のみ 5,400
診察料のみ 5,400
血液検査 42,120
診察・文書作成 10,800
  小計 734,400


総合計:2,049,509円

 

 

まだ少しホルモンの薬が続くので、もう少し増える予定。

東京都の助成でまかなえるのは、45万円(初回移植30万円+TESE15万円)

160万位実費予定です。

Twitterで見かける採卵料金と比べると、私が通っていたクリニックは高い方だと思われます。

しかし、技術面でとても信頼しており、後悔はしていません。

もう一度選べるとしても同じクリニックを選びます。

 

 

【無精子症闘いの記録 目次】

■22.判定結果

2018年11月5日
 
判定日
 
一人でクリニックに向かう。
恐らく採卵が立て込んでいたのだろう、1時間くらい待つと言われ、待ち合い室で気持ちを落ち着かせる。
 
そして名前を呼ばれ、診察室へ。
先生の向かいに座ってすぐ、先生の口から
 
「おめでとうございます」
 
との言葉が。
堪え切れず、泣いてしまいました。
 
「良かったですね」
 
優しい先生の顔を見ると、また涙が。。
次は胎嚢確認と、着床場所の確認をするそうです。
 
BT10の採血時のHcg数値は、556。
BT9は、200位だったと予想されるとのこと。
まだ安心は出来ないけど、数値的には悪くないようでよかった。
内膜0.75だったけど頑張ってくっついてくれた卵に感謝です。
 
旦那は結果は帰ってきたら聞きたいと言っていたが、夜に電話がかかってきた。
 

私「妊娠しました!」

 

旦那「君、やるなぁ!!」

 

そんなやり取りをして、旦那への報告は完了しました。

実家家族には、心拍確認ができたら報告しようと思います。

 

 

→■23. ここまでの費用まとめ

【無精子症闘いの記録 目次】

■21.移植当日~判定日前日まで体の様子

11/25 凍結胚(胚盤胞)移植実施

  • 移植胚のグレード:5BB
  • 透明帯開孔法(アシストハッチング)実施済
  • 子宮内膜 0.75

 

BT0 移植時の管が接触していた部分がチクチク感じる

(移植直後からチクチクしていたので、着床痛ではない気がします。)

BT1 移植時の管が接触していた部分がチクチク感じる

BT2 症状なし

BT3 症状なし

BT4 夕方~生理痛をすごく軽くしたような下腹部痛

BT5 症状なし

BT6 夕方~軽い生理痛のような下腹部痛(BT4より少し痛み増した感覚)

BT7 夜中に普通の生理痛のような痛み

BT8 症状なし

BT9 症状なし

BT10 採血 朝方軽い生理痛のような下腹部痛

 

生理痛のような下腹部痛が続いて、リセットに怯える日々を過ごしています。

出血は今のところないけど、プレマリン・ルトラール・プロゲスタン膣座薬と、3つも黄体ホルモンの薬使ってるから、陰性でもリセット遅れるんだよね。

という事で、出血なしは判断要素にならないかな。

判定日は明日です。

 

 

→■22.判定結果

【無精子症闘いの記録 目次】

■20. 移植当日 ​

10/25
移植日を迎えた。
 
クリニックに向かい、採卵時と同様に、腕に名前が書かれたバングルをつける。
 
hcg注射後、看護師さんに着替えの方法は大丈夫か聞かれ
「はい!採卵の時と同じ(真っ裸で手術着)ですよね!」
と答えると、上は脱がないで下だけで大丈夫ですと返ってきた。
 
危ない…ちょっと恥ずかしい感じになる所だった。
 
移植時もモニターを見ることが出来た。
管から卵が出てきた時に白い光のようなものが見えた。
この光のどこかに卵がいるのだろう。
 
管を抜いて、あっと言う間に移植は完了した。
 
その後看護師さんから移植胚について説明があった。
 
  • 移植胚のグレード:5BB
  • 透明帯開孔法(アシストハッチング)実施済
  • 子宮内膜 0.75
 
凍結胚は、受精卵の殻が固くなる傾向にあるらしくレーザーで穴を開けて着床しやすいようにするのがアシストハッチング(AHA)である。
クリニックからもらった資料に、AHAの説明があったを見てお願いしたかったのだが、今回は全部先生にお任せしようと思い申告していなかった。
うちのクリニックは凍結胚は全部行う方針なのかも。 
 
薬頑張って飲んだのに、子宮内膜が厚くならなくて残念。
8mm以上はいきたかったけど、仕方ないね。
 
妊娠したら、受精卵の写真を貰えますか?と聞いてみた。
渡してないけど、写真なら撮っても大丈夫ですよと言われ、まだ妊娠はしていないがその場で4つの凍結胚の写真を撮らせてもらった。
 
当日は、仕事を休み家に帰ってベッドでテレビを見ながら過ごしました。
判定日前日までの様子は、次の記事でまとめて書きたいと思う。
 
 

→■21.移植当日~判定日前日まで体の様子 ​

【無精子症闘いの記録 目次】