精子がいないけど子供が欲しい

~非閉塞性無精子症と戦う夫婦の記録~

■14. 凍結精子の運搬

2018年8月
 
ARTクリニックに精子が見つかったという報告をしに行った。
もう一度ここに戻ってこれた事が嬉しい。
 
旦那のクリニックからARTクリニックまで凍結精子を運搬しなければいけない為、受け入れ日を決めた。
 
凍結精子は、本人が運ばなければいけないとのこと。
クリニック間は電車で片道1時間、車だと2時間弱かかるが、電車やバスはNGだそうだ。
凍結容器の返却含め、2往復必要になる。
 
うちは車がない為、レンタカーを借りる事にした。
 
運搬日当日、精子を受け取りにクリニックへ。
クリニックで旦那の診察を行い、TESE手術時に採取した細胞を検査にかけた結果を教えてもらった。
 
精子を作る力があるかどうかを見るものらしく、旦那の評価は、10段階評価で2。
1が一番いいのかと思ったら、ワースト2の方だったようだ。
この評価で精子が見つかったのが奇跡で、もうちょっと遅かったらダメだったかもと言われたそう。
 
そして、診察終わりに精子を受け取った。
大きいコンテナの中に、ガスを入れるような容器が入っている。
そして、その中に精子が入っているのだ。
受け渡し時間まで3時間ある為、凍結に支障がないか心配になったが1週間も持つそうだ。
 
精子が入ったコンテナを車に積んで、ARTクリニックへ向かった。
クリニックに着き、受け渡し本数の確認をして、受け渡しは終了した。
 
細胞を10回採取した為、凍結数も10本あった。
凍結料金は10本で11万円かかった。
 
 

→■15. 採卵に向けて自己注射開始

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