精子がいないけど子供が欲しい

~非閉塞性無精子症と戦う夫婦の記録~

■4. ②回目の精液検査

初めての精液検査は、精子ゼロの結果だった。
 
病院から帰って、旦那に検査結果を伝えた。
「やっぱり、精子いなかったみたい」
 
当の我々夫婦は割と落ち着きながら
マジかー、という感じだった。
どちらも泣いて落ち込む事はなかった。
 
わたしの検査については、子宮内膜が少し薄いが妊娠できないわけではないとのこと。
あくまで内診と血液検査の結果なので、手放しでは喜べなかったが、とりあえず安堵した。
 
そして、旦那の2回目の精液検査を行った。
前回結果を受け取った時に、言われてもないのに「もう一回検査ですよね」と言いながら採精カップをもらってきた。
 
多分今回は見つかる。
そんな思いも虚しく、やはり精子の数はゼロであった。
 
先生の説明によると、精子がいない場合、2つのケースがあるとのこと。
精子は作られているが、出てくる管などに問題がある「閉塞性無精子症
精子がそもそも作られていない「非閉塞性無精子症
 
精子が詰まって出てこないか、精子の生産がストップしているかである。
いずれにしろ、ここではこれ以上診察できないということと、運良く精子が見つかっても顕微受精になると言われ、体外受精用の冊子を渡されて帰宅した。
 
 
 

→■5.無精子症

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