精子がいないけど子供が欲しい

~非閉塞性無精子症と戦う夫婦の記録~

■1. 妊活の始まり

まず始めた妊活は、自己流のタイミング法。
 
基礎体温をつけ、排卵検査薬を使用。
旦那が多忙の為、タイミングを取るのが大変だったけどそれでも毎月1〜2回は排卵前に取れていたと思う。
 
ところが、全く妊娠の気配がない。
わたしは、不妊の原因がまず間違いなく、自分にあると感じていた。
 
男性不妊の存在は知らなかった訳ではないけど、うちの旦那はガタイもいいし、見た目的に男性不妊っぽく見えないと言うか
完全に偏見なわけだけれども、とにかく原因は自分だと思っていた。
 
 
ところで、タイミング法って本当に大変なんですよ。
きっと、わかっていただける方はいると思う。
 
毎日基礎体温と、排卵検査薬とにらめっこ。
私の場合、常に排卵検査薬に線が出ていたので線の濃淡で判断。
そして、うちの旦那は帰りが遅い。
わたしが寝た頃に帰ってくる。
そして忘れっぽい。
 
タイミング日を忘れないように1回の周期で何回も伝えた。
伝えられるのもいいものではないと思うけど、しつこく言うのも辛いものがある。
そして、旦那が寝る頃に私が起きてタイミングを取る。
できれば連続して3日がいいと言われてるけどムリ!
妊娠できるのか先が見えない中、毎月毎月タイミングを取る。
 
妊活や不妊治療をしている夫婦はとても多い。
妻側の毎日の努力が夫には伝わらず、フラストレーションが蓄積される。
もちろん、夫にも言い分はあるだろう。
妻と夫の知識差から来る温度差。
 
意識が高い妻と、意識が低い夫。
排卵日が待ち遠しい妻と、憂鬱な夫。
そんな状況になる事も、稀ではないだろう。
夫婦での話し合いと、お互いの理解、思いやり、知識の共有が必要になってくる。
 
幸い、我が家は夫婦仲が悪くなる事はなかったけれど
自分たちではどうにもならない原因があるとわかった今となっては

もっと早く病院に行っておけばよかったなと、思うのでした。